剥脱性口唇炎完治から6ヶ月、見た目の病気の精神面と周りの他人の重要さ
月1の唇の様子ブログです。
本当は今の唇の様子を一昨日アップしようと思ったのですが、どうも写真がアップロード出来ず、今も出来ないので、今月は文章だけで失礼します。
唇の様子はというと、相変わらず、皮剥けせず順調に治ったままです。
たまに口紅が落としきれて無かったりすると次の日の朝にぺろっと剥けたりしますが、剥け続けることはありません。
体温は気温が上がってきたせいか、低くなっています。
それでも36度台なので、良しとしましょう。
体重も44kg〜46kgで安定してます。
そんな感じですかね。
特に変わったことはありません。
なので今回は口唇炎中の精神面を少し書いていこうかと思います。
やはり、見た目の病気になったらどうしても周りからの目が気になるもの。
それに加え、心無い言葉の多さ。それにはもちろん傷つくのですが、相手が親切心で言ってくれていた言葉でさえも口唇炎中は全てが苦痛でした。
例えば、病院にちゃんと行ったら?とか、良い先生知ってるよとか、漢方とかはどうなの?とか。
こういった類の言葉は聞き飽きるほど言われました。
その度に、私がこの酷い見た目で何もせず、何も調べず放置しているとでも思っているの?とかなり堪えました。
病院にも何件か行き、インターネットであらゆることを調べました。
良いと言われていることはやり尽くしました。
そして調べれば調べるほど完治はしないという情報ばかりで、何も出来ないのだと絶望しました。
その絶望の中、外に出れば、もっと何かできるだろうと言われ、本当に疲れ果てました。
そして、見た目が悪くなったことで離れていく人たちも多かったです。
もちろん、私の性格が卑屈になって行ったことも原因だとは思いますが、今でも友人と呼べる人は数人しかいません。
本当に大切だと思っている友人とは離れられるのが怖くて病気中には会わなかったです。
それくらい、この口唇炎は人との距離感を考えさせられるものでした。
そんな中、口唇炎中に支えになってくれたのは、元夫だけです。
唯一他人で、この口唇炎の状態で卑屈な状態の私と向き合ってくれていた人です。
とは言っても彼はただただ傍にいてくれただけです。
唇の状態がものすごく悪い時には、大変だねとは言われましたが、それ以上に突っ込んだ事は言われなかったと思います。
デートも唇の調子が良い時はディ○ニーとか、旅行とかも行きましたが、基本的にはインドアなデートが多かったです。
彼のおかげで、私は今こうして生きていると言い切れます。
もし彼がいなかったらと考えると恐怖でしかありません。
人間を嫌いになりきれなかったのは彼のせいであり、おかげです。
ちなみに両親は基本的に放任主義な人達なので、心の中では心配してくれてはいたもののあまり唇に関して触れてくることはなかったと思います。
(私のこの性格が作られたのも両親と兄の影響が多少あるのですが、これはまた機会があれば他の記事で書きたいなと思います。)
私は、こういった命には関わらないけど、見た目が悪くなるような病気の時は、家族ももちろん、家族以外の他人で傍にいてくれる人がいるだけで心が救われると思っています。
私自身、元夫に対して、なんでこんな見た目なのに一緒にいてくれるのだろうかと思うこともありましたが、彼は見た目だけで人を判断するような人ではないので…(とは言っても私は中身も相当ひねくれているのですが。笑)
そう考えると彼は、本当に私を人間不信にさせないようにいてくれたような人でしたね。
だって恋人なのに唇ボロッボロでキスすらできないとか耐えられます?笑
(その先はできますが………それでも…ね笑)
しかも浮気も一切しない人で、本当に世の中の常識が通用しない不思議な人でした。
なので私は離婚しても、元夫を褒めちぎります。
本当に嫌なところが思いつかないくらい良い人でした。
なんで別れたんだろうと今でも思いますが、ここでは宿命だったとでも言っておきます。
彼には本当に幸せになってもらいたいです。
話は逸れましたが、精神的な面でサポートしてくれる人がいたからこそ、私はこの病気にきちんと向き合えて、きちんと完治できたと思ってます。
ここからは余談です。
私は、20歳で剥脱性口唇炎を発症しましたが、その当時、世の中にうんざりしていました。
自分自身がこの社会において、全く順応することができない人間であると気づいて、無駄にもがいていた時期でした。
社会から逃げて、逃げて、
逃げられなかった時にこの病気になりました。
結果、社会から切り離されたと錯覚しました。
それでよかったのだと思います。
社会から切り離されたと思っていたけれど、今では派遣社員として働いているし、他人と関わって生きているし、なんだかんだ周りの人たちは良い人ばかりで優しいです。
私は不満があろうとも、生きにくいと感じていようと、ここで生きないといけないと感じています。
世の中は自分が想像する以上にものすごく綺麗だったりするのかもしれないのだから。
ゆき